これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2022年9月25日「私達の成長(エフェソの信徒への手紙4章7~13節)

 前回、神の招きに相応しく歩むことが述べられていました。それは、高ぶらない、柔和、寛容、愛による忍耐、一致などでした。お招きになられるのは神ですから、その神が無責任に招くだけ招いておいて後はほったらかしにするなどとは考えられません。神の招きに相応しい歩みをなすことができるように、私達を導き、私達を成長させてくださいます。今日の箇所ではその様子が描かれています。
 まず7節です。神は私達を招くのと同時に恵みが与えられます。誰でも一律に同じ恵みなのではありません。「キリストの賜物のはかりに従って」です。それは、高挙のキリスト、また聖霊として私達に与えられるキリストです。8~10節です。
 ここに私達の成長があります。11~13節です。私達の成長の完成は、再臨・終末を待たなければならないでしょう。しかし今既に、私達の成長ははじまっています。教会ではそれぞれ役割があります。誰もが牧師ではないし、誰もが役員ではありません。しかしそこには上下関係はなく、共に協力してキリストの体である教会を造り上げていきます。一人ひとりが成熟していき、一人ひとりも、教会全体も、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長していきます。
 今日からはじまる新しい一週間、この神の約束してくださる、私達自身の、また教会全体の成長に希望をおいて生きましょう。