これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年3月25日「貧しいやもめ」(マルコによる福音書12章35~44節)

前回、幾つかの論争の出来事が終わりました。最後は、「もはや、あえて質問する者はなかった」。今日は、主イエスの方から語りだします。三つの部分からなります。三週かけて語ることもできますが、今日で受難節の礼拝も最後です。まとめて取り上げてみます…

2018年3月18日「一番大切な掟、愛」(マルコによる福音書12章28~34節)

今までの二つの議論は、主イエスに対する敵意・悪意に満ちたものでした。しかし今日の律法学者はそうではありません。28節。「立派な」というのは、マルコ記者と共にこの律法学者の評価でしょう。彼の問いは、当時の掟だらけのユダヤ教では尤もなものでし…

2018年3月11日「生きている者の神」(マルコによる福音書1章12~17節)

前回は、皇帝への税金の問題でしたが、主イエスは税金問題というこの世的な浅い問いから、(主イエスを窮地に陥れようとする策略の問いであったにもかかわらず)見事にもっと深い根源的なことを教えて下さいました。今日の箇所でも、復活はあるかないかとい…

2018年3月4日「神のものは神に」(マルコによる福音書12章13~17節)

今日の聖書箇所では、主イエスを陥れようとする人々がやってきます。13節。人々とは、前回、前々回に出てきた祭司長、律法学者、長老たちです。彼らが派遣した二つの党派の人々は、普段は全く相容れない人々でした。なぜならファリサイ派の人々は厳格に神…