これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2020年8月30日「ヨハネの死と給食」(マタイによる福音書14章1~21節)

今日も前回同様、二つの部分をまとめて読みます。その対比をきちんと捉えるためです。時間的な流れから言いますと、一つ目の記事と二つ目の記事は繋がっていません。1・2節から、ヘロデが洗礼者ヨハネを以前に殺していて、そのヨハネが「生き返った」方と…

2020年8月23日「ナザレで」(マタイによる福音書13章51~58節)

今日の聖書箇所は、明らかに二つの部分からなります。前半の、天の国のことを学んだ学者と、後半の、主イエスが故郷で受け入れられない話です。二回に分けて語ろうか迷いました。しかし今回は一回で語ります。 まず前半をみましょう。今まで語られてきた天の…

2020年8月16日「天の国は」(マタイによる福音書13章44~50節)

今日もまた、天の国の例えの続きです。種蒔きの例えも毒麦の例えも、そしてからし種とパン種の例えも、既にみました。例えというものには、説明的言語と異なり、決して汲み尽くすことのできない豊かさがあります。今日も三つの例えから、そのような豊かさの…

2020年8月9日「広がりゆく神の支配」(マタイによる福音書13章31~43節)

前回は平和聖日で、毒麦の例えから、消極的平和をみました。前回申し上げましたように、種蒔きの例えと毒麦の例えとは、似た構造になっています。例えと例えの解説の間に別のものが挟まれています。今日の箇所は、短いながら、四つの部分からなります。第一…

2020年8月2日「毒麦を抜くな」(マタイによる福音書13章24~30節)

今日、日本基督教団では、平和聖日と定めています。以前、積極的平和ということが話題になりました。この国ではかなり歪んだ理解でしたが、今日はそのことがテーマではありません。むしろ消極的平和ということを今日の聖書箇所からみてみたいと思います。こ…