これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年6月24日「裏切りと逮捕」(マルコによる福音書14章43~52節)

前回は、とても有名なゲツセマネの祈りであり、その意味を探りました。その祈りの後、主イエスがまだ話しておられると、ユダがやってきます。43・44節。ここでまず三つのことに注目しましょう。マルコ福音書記者は、くどい位「十二人の一人」を繰り返し…

2018年6月17日「ゲツセマネの祈り」(マルコによる福音書14章32~42節)

前回は、オリーブ山へ向かう途中のできごとでした。今日はゲツセマネに着いて、とても有名なゲツセマネの祈りです。この祈りは、私たちの祈りの模範と言われますが、時々みかけるのは、「諦めの祈り」として捉えてしまう過ちです。そうではなくて、主イエス…

2018年6月10日「つまずきと死を越えて」(マルコによる福音書14章27~31節)

前回、主イエスと十二人の弟子たちは、最後の晩餐の後、賛美の歌を歌ってから、オリーブ山に向かいました。次回はゲツセマネに着きますから、今日の聖書箇所は、その道の途中です。主イエスは(旧約)聖書に基づいて(ゼカリヤ13章7節)、弟子たちが皆つ…

2018年6月3日「契約の血」(マルコによる福音書14章22節~26節)

前回の聖書箇所では、最後の晩餐(それはまた最初の晩餐です)の席に、十三人の人々がいました。主イエスと十二人の弟子たちです。そこに裏切ったユダもいたことに私達は注目しました。主イエスの十字架は、蜘蛛の子を散らすように逃げた弟子たちばかりでは…