これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2019年3月31日「十字架につけろ」(マルコによる福音書15章6~20節)

主イエスは前回、総督ピラトに引き渡されました。尋問を受けても、2節の言葉以外何も語らないので、ピラトは不思議に思います。今日の箇所は恩赦の話です。6節。ピラトはかなり横暴な総督で、赴任の時から問題を起します。しかしこの恩赦というのは、民衆…

2019年3月24日「黙っているとき」(マルコによる福音書15章1~5節)

前回はぺトロの否認の記事で、ぺトロは主イエスが仰る通りに三回も知らないと言い、最後には泣き崩れたのでした。その前は(同じ時になされた)主イエスに対するでたらめな裁判でした。どちらも恐らくは夜中のことですから、夜が明けます。1節。当時、ユダ…

2019年3月17日「自信が砕かれるとき」(マルコによる福音書14章66~72節)

前回の聖書箇所最初のほう、54節にもぺトロは登場します。ですから前回の裁判の記事と、今日のペトロの記事とは、同じ時に近い場所で起こった二つの出来事です。ルカによる福音書では、このときに主イエスがペトロの方を振り向いたという(22章61節)…

2019年3月10日「でたらめな裁判」(マルコによる福音書14章53~65節)

先週フィリピの信徒への手紙を終わりました。今日からマルコに戻ります。昨年の6月、主イエスの逮捕で中断していました。逮捕は大きな区切りではありますが、まだ福音書は終わっていません。むしろこれから、大切な受難物語です。今回、受難節(レント)に…

2019年3月3日「キリストの恵みが」(フィリピの信徒への手紙4章21~23節)

昨年の 7月 1日から読み始めましたフィリピの信徒への手紙も、34回、今日で終わります。今回は結びの言葉だけです。前回、神がフィリピの教会の人々に必要なものをすべて満たして下さることを確言したパウロは、最後に頌栄、神への栄光を求める祈りの言葉…