これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年7月29日「板挟み」(フィリピ1章20~26節)

12節から手紙の本文に入りました。パウロが獄中でどうであるか、今後の見通しがどうであるのか、フィリピの教会の人々は知りたがっていたのではないかと思われます。しかしパウロは、ひたすら福音の前進のことを語ります。なぜならパウロにとって大切なこ…

2018年7月22日「口実であれ、真実であれ」(フィリピの信徒への手紙1章15~19節)

前回から手紙の本文に入りました。パウロは自分の状況(獄中でどうであるか)よりも、ひたすら福音の前進に集中しています。ますます勇敢に御言葉が語られるようになったことをフィリピの教会の人々に伝えます。それは必ずしも、良い動機によるものばかりで…

2018年7月15日「ますます勇敢に」(フィリピ1章12~14節)

前回までの二回が最初の挨拶で、今日の箇所から本文に入ります。26節までが一纏まりなのですが、これを三回に分けて、7月中見ていく予定です。まず12節で、パウロはフィリピの教会の人々に訴えます。知ってほしい。恐らく手紙やエパフロデトの派遣によ…

2018年7月8日「義の実を受けて」(フィリピ1章1~11節②)

前回は、フィリピの信徒への手紙を読む上で知っておきたい三つのことを確認し、また8節までをみました。今日は残りの三つの節、パウロの祈りをみましょう。「そして」よりも前の部分が、現在の祈り、「そして」よりも後が、キリストの日(再臨・終末)へ向…

2018年7月1日「キリストの愛の心で」(フィリピ1章1~11節①)

今日からフィリピの信徒への手紙の講解説教です。最初に確認しておきたい三つのことを申します。まず第一に、この手紙は獄中書簡です。第二に(それにも係わらず)喜びの書簡でもあります(今日の箇所でも4節のように語ります)。なぜパウロは獄中にありな…