2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
前回の箇所までで本来のマルコ福音書は、終わっています。しかし聖書が編まれた時点で既に、9節以下は付加されていました。他の三つの福音書では、復活の告知と顕現の両方がありますから、告知しかないマルコ福音書に付加するのは、顕現です。しかも勝手に…
前回の箇所で十字架上の死、そして埋葬がありました。今日の箇所はマルコ福音書の(本来の)最後の箇所です。しかしその終わり方はあまりにも唐突です。8節。主の復活の顕現もありません。ギリシャ語では、「ガル」で終わっているのも不自然です。だからか…
主イエスは前回の箇所で十字架につけられました。午前九時のことです。マルコによる福音書では、特に、主イエスに対する人々のののしりが印象的に描かれています。そして、今日の箇所では、昼の十二時です。33節。神の子が十字架につけられたことを悲しむ…
主イエスは前回の最後の箇所(20節)で、十字架につけられるために外へ引き出されました。そして今日の箇所でまず出てくるのは、シモンです。21節。「田舎」は今度の翻訳では、「畑」になりました。シモンは何か目的をもってここに居合わせたのではあり…