これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2022年12月11日「いつも喜んでいなさい」(テサロニケの信徒への手紙一5章16~24節)

 2016年頃にこの手紙の講解説教をしています。そのときは、まず平和聖日に平和という視点からこの箇所を読みました。さらに、三回にわたって、丁寧にこの箇所を読み解きました。しかし今日は丁寧に読む時間的な余裕はありません。待降節に指定された聖書箇所として、おおまかにみてみましょう。
 最初の2節の三つの言葉は、特に愛する方の多い聖句です。そして、私達の目指すところであるのと同時に、神の希望において私達の現実です。16~22節を読みましょう。この、喜び、祈り、感謝、この三つのことに大切なのは、さらに四つのことです。まず、霊の火を消さない、第二に預言を軽んじない、第三に全てを吟味して良いものを大事にする。そして最後に、あらゆる悪いものから遠ざかることです。
 アドベントにこの箇所を読むと、どのようなメッセージを読むことができるのでしょうか。終末までの、今の間の時(教会の時)に私達がいかに振る舞うべきか、いかに生きるべきかが描かれているといえるでしょう。喜びと祈りと感謝を生きる、神の霊・聖霊に導かれて。そして何一つかけたところのないものとして、非のうちどころのないものとして、終末を迎えます。23・24節です。主イエスが再び来てくださる再臨のとき、終末のときに、私達の人間的な弱さや賭にも関わらず、神はこのように私達を扱い、わたしたちをこのように迎えてくださいます。